僕は小説を書くことを趣味としていますが、未だにまともに書き上げた事がありませんでした。
そこで「一本小説を書くというのはどれぐらいの労力が必要なのか」を知るためにライトノベルを一本、まる写しでパソコンに打ち出してみました。言うだけなら一行で済みますが、やってみるとこれがすごい大変な作業でした。考えず、ただ写すだけなのにコレか、と驚愕たる思いでした。
ちなみに写した本は、上遠野浩平著の「ブギーポップ・イン・ザ・ミラー・パンドラ」でした。
総ページ数が290ページで、原稿用紙に換算するとなんと320枚。所要時間はおよそ70時間にも上りました。
しかもこれが最低ライン。実質に考えながらするのは、こんなものではないのです。しかし、やってみることにより、どれだけ大変かが知れた事は十分な経験でした。
本日の一冊・11
「ブギーポップ・イン・ザ・ミラー・パンドラ」
ブギーポップシリーズの第4作目の作品。未来を予知できる少年少女がチームを組んで、偶然あらわれる世界の危機に対抗するようになってしまうお話。かなり昔の本ですが、それでもやっぱり上遠野氏の作品はどれも面白いです。「虚空」シリーズも読みました。彼の作品は全部がバックグラウンドで繋がっているところが、奥深くていいんだと思っています。
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